野沢きよみバレエスタジオです。。。
コロナ禍にあってバレエの舞台が出来なくなったことはこれまで何度も取り上げた事ですが、その舞台についてまさにデジタル技術の進化の恩恵を受けて一気に変わったような気がします。
バレエの舞台を映像配信する!
世界バレエデーなどはfacebookやyoutubeなどのツールを使い映像配信はありましたが、バレエの舞台そのものを映像配信まで変わってきました
世界バレエフェスティバルが良い例です。
第16回世界バレエフェスティバル (2021年8月開催)
また、新国立劇場では【新国デジタルシアター】を開設して、バレエの他にオペラなど新国立劇場の公演を映像配信を開始した。現在は無料だが2022年に有料配信の予定となっています。
無観客ライブ配信としてコッペリアなどは良い例ですね!
また、来年NHKBSプレミアムで放送される予定の「白鳥の湖」も映像配信の舞台です。
コミック書籍もデジタル化
紙媒体のデジタル化はもう随分前から進んでいましたが、コミックも電子書籍化の波はバレエにも及んでいるようです。
こちらはスマホの進化によるものが大きのではないかと私は考えています。
今回【バレエお役立ち】で紹介しました、バレエの歴史と物語がまるわかり! まんが バレエ びっくり! ヒストリー なども、電子書籍です。
バレエの舞台は生で観るのが当然!という考え方は、ある意味変わらざるを得ないのかもしれません。
芸術の世界も技術と結びつき、鑑賞の方法そのものも多様化していく兆しがコロナの影響で顕著になったような気がします。
しかし、人の息遣いや体にほとばしる汗など、現に目の前にいる一人の人間の存在、踊りそのものはリアルタイム、舞台で観客とダンサーが一体化する閉ざされた空間と時間の共有は映像でどこまで実現できるのか、あるいは出来ないのか?
私たちの日常生活の変化と共に芸術への向き合い方の変化も、これからどこへ行こうとしているか?
コロナで考えさせられる現実が目の前に現れました・・・・・。