子どもたちの意識を前向きに将来に希望がもてるようにするのに、バレエは何が出来るか?

さまざまな分野でグローバル化が進行し、それに伴い
私たちの生活、環境、意識など世の中の変化が急速に進んでいます。

そんな環境のなかで生きている私たちは、好むと好まざるにかかわらず、変化の影響を大きくうけて生活しています。

当然、子どもたちの意識も以前とは比べものにならない位に変化が生じています。

こうしたなか、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」(平成25年度)に、日本の子どもたちは自分のことをどのように考え、また社会や自分の将来についてどのように感じているのでしょうか。

 

自己認識はどうでしょう

日本の若者は諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低く,自分に誇りを持っている者の割合も低い。
日本の若者のうち,自分自身に満足している者の割合は5割弱,自分には長所があると思っている者の割合は7割弱で,いずれも諸外国と比べて日本が最も低い。年齢階級別にみると,特に10代後半から20代前半にかけて,諸外国との差が大きい。(図表2,3)

 

 

 

 

意欲をみてみると

日本の若者のうち,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むとした者の割合は5割強で,諸外国と比べて低い。また,つまらない,やる気が出ないとした者の割合は8割弱で,諸外国と比べて高い。そうした傾向はいずれの年齢層でもみられる。(図表5,6)

 

 

 

 

 

こころの状態はどうでしょうか

日本の若者は諸外国と比べて,悲しい,ゆううつだと感じている者の割合が高い。
この1週間の心の状態について,悲しいと感じた日本の若者の割合は7割強,ゆううつだと感じた日本の若者の割合は8割弱で,いずれも諸外国と比べて相対的に高い。そうした傾向はどの年齢層でも同様にみられ,特に10代前半では突出して諸外国より高くなっている。(図表7,8)

 

 

 

 

 

社会規範において、日本の若者は意識は高い一方で、社会問題への関与や自身の社会参加についてはの意識は諸外国と比べて,相対的に低い。という結果がでています。

 

 

では、自分の将来に対して日本の若者はどのようなイメージをもっているのでしょうか。

日本の若者は諸外国と比べて,自分の将来に明るい希望を持っていない。
自分の将来に希望を持っている割合は6割強,40歳になったときに幸せになっていると思う割合は7割弱で,いずれも諸外国の中で日本が最も低い。年代が高くなるほど,その傾向が顕著である。(図表12,13)

この日本の若者の意識調査をみて、もっと前向きに自分を肯定して、新しいことにチャレンジする勇気をもってもらうためには、わたしたち大人は何をしなければならないのか。また、将来への希望をもっともっと明るいものへするには、どうすればいいのか。

バレエ教育に携わる私たちに出来ることは少ないかもしれません?
しかし、いま、自分を模索している若い生徒さんがいます。
彼女たちは自分を発見し、自分に何が出来、将来、何をやりたいのか?
必死になって生きています。その彼女たちは、いま、「バレエ」を必要としています。少なくとも、バレエのレッスンをしているとき、一時の自分のいまの苦しみ、不安を忘れひとときの休息に近い、安らぎをバレエから得ているはずです。

そして、バレエから生きる活力をもらっていると思います。なぜなら、彼女たちは、どんなに苦しくても、バレエだけは続けているからです。

そんな、彼女たちを野沢先生は優しく、ときに厳しく見守り続けています。「バレエが必要なあいだは、ここ(スタジオ)にきて頑張りなさい!泣きたいとき、相談したいとき、ここにきなさい!」

いまの日本の若者たちが、自分の人生にたいし、明るい将来、希望の持てる社会をつくるために、バレエの力は決して大きなものではありません。

しかし、いまバレエ教育の現場で、バレエを必要としている若い生徒がいる限り、少しでも彼女たちの力になりたいと、強く思っています。

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