市民生活の中でバレエの出来ること

芸術と市民生活とのテーマで作品を書いたのは

ドイツの作家、トーマス・マン

この作品、「トニオ・クレエゲル」は

芸術と市民生活の相克で苦悩した青年を描いたものです。

 

「市民」が住んでいる日常的な「生」の世界と、「芸術家」が住む孤高な「精神」の世界とはけっして相いれないという、世紀転換期ヨーロッパの支配的な芸術思想

トニオ・クレーガー 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

 

芸術の世界に憧れ、その世界で生きていたいと望んでいるのに

一方で現実に生きている世界、

市民生活を無視して生きることは出来ない。

どちらの世界も乗り越えられる世界はないものかと

自らの文学を深めていったのです。

 

同じような悩みで苦しんだ芸術家は多いのではないでしょうか?

 

昔から小説家は市民生活から逸脱した人間でなければ

よい作品は書けない。

などとよく云われているように

アウトサイダーこそが小説家の証・・・・。

もちろん一部の極端な考え方で、

 

市民生活を大切に

ごく普通に生活してきた小説家も多いのです。

 

なぜこんなことを想ったのかというと、

バレエを習っているからといって、

市民生活(社会生活)を無視して

生活することは出来ません。

 

バレエについても同じようなことが云えるのではないか。

なぜなら、幾つかのバレエ団は

もう履かなくなったトゥシューズを恵まれない子供達に

届ける活動を行っています。

すでに、社会活動を行って市民生活に積極的に

関わっています。

 

また、アメリカのCBSニュースで

障害者の子供たちの特別なワークショップを

ニューヨークシティバレエ団の活動をニュースで

報道していました。

 

このワークショップで子供たちは

自分はバレエダンサーになった!

みんな踊る喜びを感じたそうです!

 

それぞれの立場で、自分自身に何ができるのか

あるいは何が必要とされ

何をしなければならないのか

 

バレエダンサー、いや、バレエを学ぶからこそ

人のこころの痛みを深く感じられるはずだし

人の悲しみに寄り添うことも出来る

そして

バレエの喜びを多くの人に伝えられるはず

だって

正確な踊りと優雅な動作、仕草で

美しさを表現するバレエを愛する人だからこそ

バレエの世界から市民生活の中へ飛び出し

夢を与えることが出来る、

と思うのはわたしだけだろうか。。。。

 

 

 

 

 

 

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