文学を原作としたバレエ作品はたくさんあり、何も今さら書くこともないのですが、今回のパリオペラ座の新作「赤と黒」は原作を書いたスタンダールを昔良く読んだ記憶がありとても懐かしく感じます。
私の尊敬する作家がスタンダールを大学の卒論で選んだということを知り、スタンダール全集を読んだという思い出が蘇ります。
長編小説「赤と黒」は主人公のジュリアン・ソレルは美貌の持ち主でかつ抜群の記憶力を持つ野心家なのですが結局はその野心は挫折するという物語なのですが・・・・。
レナール夫人との出会い、愛、不倫そしてマチルド嬢との恋愛。
若き青年ジュリアン・ソレルの野望と愛の物語とも思えますが、
そこに人間の本質が丹念に描かれている作品「赤と黒」は小説の醍醐味と面白さを本当に味わえる作品ではないでしょうか。
さて、この原作を元にバレエ「赤と黒」がどのように描かれているのか、とても興味のあるところです。
昨年の10月にネットのニュースでパリ・オペラ座の新作「赤と黒」の記事を目にしたときから、なんとか早く映像で見られないものか、待ちわびた作品です!
NHKBSプレミアムシアターで3月に放送されるとはなんとも嬉しい限りです。
ぜひ多くの方にこの「赤と黒」のバレエ、ご覧いただきたいです!
蛇足ながら、我が家のネコに「ジュリアン」というネコがいるのですが、美貌でも野心家でもない、ごく普通のネコなのですが才知に長け、魅力あるネコであってほしいとの願いから、この「赤と黒」の主人公ジュリアンソレルから、名付けました!
関係ないのですが・・・(笑)
NHKBSプレミアムシアター3月13日(日) 午後11時20分~
◇パリ・オペラ座バレエ「赤と黒」
<演目>
バレエ「赤と黒」(全3幕)
振付・台本・衣装・装置:ピエール・ラコット
音楽:ジュール・マスネ
【出演】
ジュリアン・ソレル:ユーゴ・マルシャン
レナール夫人:ドロテ・ジルベール
マチルド:ビアンカ・スクダモーア
エリザ:ロクサーヌ・ストヤノフ ほか
パリ・オペラ座バレエ団
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
指揮:ジョナサン・ダーリントン収録:2021年10月18・21日
NHKBSプレミアムシアターのWebサイトより
パリ・オペラ座 ガルニエ宮
パリ・オペラ座バレエ「赤と黒」



コメント