発表会 第2部「白鳥の湖」第3幕より

バレエといえば、白鳥。ほとんどの方が思い浮かぶ言葉ですね。
それほど、「白鳥の湖」は有名ですし、バレエの代名詞となっています。

さて、今回の発表会第2部では「白鳥の湖」第3幕よりということで
2幕で王子が湖でオデット姫と出会い、恋をしてしまった後の
宮殿での華やかな踊りの場面です。

まず、道化の踊り。
プレバレエクラスの生徒さんたちです。
舞台にでてくるだけで、観客の注目を一瞬にして集め、その可愛い姿に
釘付けになってしまいます。
この踊りのなかで、後ろをむいて、全員がお尻をだす振りがあるのですが
ここで、頂点に達し、観客の皆さんに大受けしました。
ただ可愛いというだけではなく、その意外性にどよめきのような歓声があがりました。

次にハンガリーの踊り。
衣装のマントが特徴でしたね。
とっても優雅で踊りも道化とは一転。難しくなっています。
バレエの舞台作りのオーソドックスな形。
ソリストとコールドで構成され、それぞれの踊りの違いを
楽しむことができます。

軽快なテンポの音楽に誘われて、ダンサーが
踊るスペインの踊り。
情熱的なイメージ通り、黒い衣装のなかに赤い情熱を
あしらったかのような独特の振付です。
子どもには出せない、大人の女性の色気を出すことが
できたのか。テンポに負けない踊りの正確さが必要です。

タンバリンをもって踊るこどもたち。
このナポリの踊りも、ソリストとコールドという構成に
なっています。
コールドを踊る小さな子どもたち、
舞台のなかで静止したり、左右に分かれて踊ったりと
基本的な舞台の使い方とダンサーの役割を学びます。
こうして一つずつ経験しながら、バレエの舞台がどのようなもの
なのかを生徒さんは学んでいきます。

行進曲とはいいませんが、ダンサーが列を揃え、
舞台の左右から子どもたちが出てきて踊る、ポーランドの踊り。
ここでも、舞台の使い方とみんなで一緒に踊る、コール・ド・バレエの
基本を学びます。ただ舞台のなかで沢山のダンサーが出てきて
一斉に踊るようにみえて、実は、バレエの舞台作りに欠かせない
踊りの位置、音楽にあわせて列を揃えるなど、簡単なようですが
沢山の練習によって出来上がった踊りなのです。

最後はバレエの華ともいうべき、グラン・パ・ド・ドゥ
黒鳥の踊りです。

物語は王子が湖で恋したオデットにそっくりな黒鳥に
魅せられて真実の愛を誓ってしまうという。実は悲劇の踊りです。
今回のアダージオはとても素晴らしかった。というのが
率直な感想でした。事実、踊りが終わった瞬間、「ブラボー」の声が
観客のなかからかかりました。

おもわず、サクラかと思いましたが、そうではなかったようです。
グラン・パ・ド・ドゥは公演と全く同じ内容を踊るので、
とても高度なテクニック、表現力を要求されます。
なかでも今回の黒鳥は難易度の高い踊りの部類に入るのでは
ないかと思います。
王子を誘惑するという大人の演技と表現とテクニックというのは
バレエを踊る側にとっても、観る側にとっても
まさにバレエの醍醐味ではないでしょうか。

最後に、今回のお客様は本当にダンサーに優しく
拍手はもちろん、先ほどの「ブラボー」、そして
手拍子と踊り手と観客がひとつになって
舞台を盛り上げ、そして一緒に楽しんだ。
ということです。
感謝です!

バレエはこうでなくちゃ。

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