発表会 第1部「コンサート」

3月15日に行われた発表会に沢山の方にご来場いただきまして、ありがとうございました。

第一部のコンサート、「パヴロワのガヴォット」で幕が開きました。
クラシックバレエの舞台にふさわしい作品です。
ただ小品を並べるだけではなく、ちゃんと演出、構成が考えられていて
初めてバレエをご覧になる方にも、退屈しないで
作品を観ることができるように工夫されていました。
生徒の皆さんも、この日のために多くの時間を費やし、練習を重ね
その成果を発揮出来る、晴れの舞台です。

次の作品からは、ヴァリエーションが続きます。
今回ヴァリエーションを踊った3人の生徒さんは
長い時間の積み重ねで一人で踊る舞台。
きっと緊張していたんだろうね。
でも、頑張ったよね。
そんな思いがよぎります。
短い時間のなかに、凝縮された美の結晶。
表現することの難しさ。
多くの生徒の皆さんにとって、正確なテクニックで踊ることの困難な
クラシックバレエの作品。
だからこそ、勉強になるのでしょう。
だからこそ、どれだけ上手に踊れるようになったのか、
多くの方にご覧になって欲しい気持ちと、舞台から逃げたい
そんな緊張と複雑な気持ちが交錯する、舞台という
不思議な空間。
しかし、多くのバレエダンサーにとって不可欠な舞台。
ヴァリエーションの踊りを観て、やっぱりクラシックバレエは素晴らしいと思う。

第一部の最後の踊りは、「パ・ド・カトル」でした。この作品を観るのは、
ずいぶんと久しぶりでした。
踊りの始まりを観てもわかるように、
暗転の舞台のなかに、音楽が始まり、やがて一点を照らした照明に
浮かび上がる4人のダンサー。

「美しい」

おもわず、声を上げそうになるくらい、幻想的で美しいのです。
これこそが、バレエの魅力です。

「音楽」、「照明」、「ダンサー」、「観客」が一体となって
舞台をつくっている。
特に今回の照明は冴え渡っている。
閉ざされた舞台という空間に、観客を引き込んでいく。

ただ、「パ・ド・カトル」という作品は、
1845年の初演。そのとき踊ったのが、タリオーニ、グリジ、チェリート、グラーンのダンサーです。

今でいうオールスターの集まり、「世界バレエフェスティバル」に集結した
一流のダンサーが、一夜限りのパフォーマンスといった感じです。
ですから、きっとあり得ないはずの最高のバレリーナ4人が
集まり、踊ったのがこの作品なのです。
演出する側にダンサーへの深い敬意が感じられる作品です。
ひとり一人のダンサーの踊りと魅力を余すところなく引き出す
作品として提出されています。

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