「発表会」ー舞台衣装は可愛く、美しいー

コッペリア

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バレエの衣装は美しい

「発表会」の舞台を観ていて、美しいと感じるものは、

舞台で踊る「ダンサー」だけとは限りません。

もちろん、華麗で高度はテクニックと踊り。

観ていて、うっとりします。

そのダンサーの踊りをさらに美しくみせるもの。

ダンサーが着ている「衣装」もそのひとつです。

バレエ衣装のレンタルは最近のはなし

「野沢きよみバレエスタジオ」の初期のころは

野沢先生が自分で、沢山の衣装を縫っていました。

その当時、今のように「バレエの衣装」を

貸してくれるようなところもなく、

せいぜい、知り合いのつてをたどり、「バレエ団」から借りたり

他のバレエ教室の先生から借りたり、

「発表会」で上演するそれぞれの作品にあった「衣装」を調達するのは

至難の業でした。

 

なにより、イメージにあった衣装がみつかっても

サイズが衣装を着る生徒に合わない。

そんなことはしょっちゅうでした。

「帯に短し、たすきに長い」

そんな状況でした。

 

そして、「バレエの衣装」を揃えるのが

遅くなれば、遅くなるほど、生徒の皆さんは

衣装を着て作品の練習が出来ないので、

作品での、生徒の動き、列の作り方、並び方、

実際に踊ってみての衣装の不具合、しっくりとしないなど

問題が山積します。

なのに、本番までの時間はどんどん迫ってきます。

バレエの衣装は先生が作っていたー手作り衣装の苦労ー

そうなると、

結局、

止むに止まれず、

自分で、浅草橋へ衣装の生地を買い出しへ出かけ

他のこまごまとした小物を含め、

あげくは、衣装を縫うための「糸」すら

「衣装」にあったものを探して、調達しなければならないのです。

本当に、

連日、深夜まで、ミシンで衣装を縫っていました。

野沢先生がやらなければならないことは

「作品」つくり。

作品の構想を練り、イメージ化させ、

生徒の踊り、衣装、音楽

その全てを一体化させて

「作品」を歓声へと導きます。

それは、本当に大変な作業だったとおもいます。

 

 

「バレエ」の衣装は、

ミシンで衣装の土台となる部分をつくることは出来ますが、

細かい作業や飾り付けースパンコールやキラキラ光る宝石など

そのひとつ一つを手で縫い付けなければならないのです。

一枚だけならいいのですが、

仮に「作品」のなかで、ひとつの踊りで10人で踊るのであれば

10着の衣装、しかも、同じ作品で別の踊りであれば

その人数にあわせて、衣装をつくり、飾り付けまで

さらに、さらに、髪飾りーこれも結構大変な作業なんです。

髪飾り」は、すべて手作りなんです。

髪飾りの材料を買ってきて、ひとつひとつ

ていねいに造っていくのです。

 

その姿は、バレエ教師というよりは、

お母さんの夜なべ仕事ー内職ーにそっくりな光景です。

その当時も、「バレエの衣装」をつくって下さる専門家は

いました。が、しかし、

お願いするのは、一点もの

主役が踊る衣装だったり、

手作りの衣装では間に合わない衣装の制作を

お願いしていました。

 

 

現在では、ずいぶんと時間も短縮することが出来

何より、夜なべ仕事をしなくて良い分

「作品つくり」に集中する時間がとれるようになりました。

衣装をレンタルしてくれる会社が結構あるのです。

当スタジオでも、お世話になっています。

本当に有り難いと、感謝しています。

 

 

限られた時間のなかで、絶対に完成させなければならない、

逃げることの出来ない、絶体絶命の状況下におかれた

「人間」の使命感。

そんな強い思いから、でた衣装の制作。

「絶対に完成させる」という

強い信念と責任感があったからでは

ないでしょうか?

「美しく、可愛いバレエの衣装はダンサーを輝かせる「魔法」

たかが「バレエの衣装」というもの。

その制作には、衣装制作の専門家の

バレエにたいしての深い理解とバレエにたいする愛情。

それと、「ダンサー」への暖かいまなざし。

プロとしての仕事へのプライドが

「バレエの舞台」で踊るダンサーを

応援しているのです。

舞台の黒子。

「バレエの衣装」は舞台に「ダンサー」と一緒に

出てくるものの、

その衣装をつくった専門家の方は

けっして表舞台には出てきません。

こうした舞台を影で支えて下さる方の

協力なくして、「感動の舞台」ー「発表会」ーは

出来ないのです!

 

「バレエの舞台」で、よりいっそう美しく

ダンサーを輝かせる「魔法」の種明かし。

「美しく、可愛いバレエの衣装」。

 

 

 

 

 

 

 

 

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