バレエの舞台ー照明の効果ー

ダンサー自身は、衣装、舞台化粧で「魔法」をかけて

 

「観客」の皆さんの前で、踊ることに集中します。

 

ただ、これだけでは、「舞台」全体を魔法にかけることは

 

出来ていません。

 

足りないのです。

 

「観客」の皆さんに、「バレエ」の魅力、「バレエ」の醍醐味を

 

味わって頂くには、欠けている物があるのです。

 

それは、

 

「音楽」、「大道具」、「小道具」など

 

「舞台」の仕掛けは、バレエダンサーが最も美しく踊ることが出来るように

 

するための、「魔法」なのです。

 

しかし、

 

まだ足りません。

 

「舞台照明」です。。。。

 

この「照明」の効果がどれほど凄いのか

 

あまり実感がないかもしれませんね!

 

でも、

 

「本番」のまえに行う、「舞台稽古」というのがあるのですが

 

その時は、「舞台照明」はなlく、地明かりだけで

 

本番さながらの稽古を行います。

 

この稽古の模様が記憶にしっかりと記憶に残っていて

 

「本番」の「舞台」を観たとき

 

その踊り、舞台全体の雰囲気に圧倒されるでしょう。

 

まるで別世界なのです。

 

それほど、「舞台照明」は効果があるのです。

 

 

ずいぶん前になりますが、

 

ある舞台で、当スタジオの作品を観た時のことです。

 

暗転のなか、音楽がはじまると同時に

 

静かに幕が上がります。

 

と同時に、舞台全体を包み込む「照明」が

 

舞台に立って、ポーズをしている「ダンサー」のみなさん。

 

観客のみなさんからの「ため息がもれました。

 

「わ〜きれい」」

 

「すご〜い」

 

それは、舞台全体が、「音楽」と「照明」と「ダンサー」が

 

一体となって強烈なメッセージを観客の皆さんに

 

贈った瞬間だったのです。

 

やがて、音楽の進行にしたがい、「ダンサー」たちが

 

踊りを始めます。

 

その動きにあわせ、目立たないのだけれど

 

そっと、照明が変わっていくのです。

 

すると、「ダンサー」の踊り、雰囲気までが変化していくのです。

 

 

この舞台は「舞台照明」の効果を最も表現出来た舞台だったのではないか?

 

最も鮮烈に、強く、記憶に残った舞台でした。

 

ゲネプロ(本番前の舞台稽古)のとき、野沢先生の作品のイメージに

 

対し、照明の方から

 

何度か、照明に野沢先生が微調整のお願いをした後

 

「野沢先生、こんな感じでいいですか?」

 

「○○」さん

 

「これでOKです」

 

そんなやりとりで、作品のイメージとメッセージを

 

最大限引き出すための「舞台照明」が、舞台に魔法を

 

かけた瞬間でした。

 

 

いまでも、その作品は、強く、心の中に残っています。

 

インプレッション」

 

野沢先生の作品の中で、最も照明が作品と一体化し

 

観客の皆さんをわしづかみし、

 

幕開けの瞬間で

 

「感動のため息」

 

舞台全体を包みこんだ「作品」でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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